所在地 | 新潟県十日町市小泉2935-1 |
最寄り駅 | JR飯山線「まつだい駅」 |
アクセス | まつだい駅からタクシー約15分 越後湯沢駅から車で約40分 |
営業期間 | 1985年~2021年12月 |
閉店に至る経緯
閉店の主な理由は、店主夫婦の高齢化と体調面の問題でした。30年以上にわたり地域の名店として親しまれてきましたが、近年は『孤独のグルメ』出演による来客数の増加も重なり、経営の負担が増大していました。
SNS上の情報によると、閉店直前まで連日多くの客で賑わっており、経営状態が原因ではなかったことがうかがえます。むしろ、人気店ゆえの日々の忙しさが、高齢の店主夫婦にとって大きな負担となっていたと考えられます。
店舗の特徴と人気メニュー
築150年以上の古民家を改装した趣のある佇まいが特徴的でした。看板メニューの「へぎそば」は、独特の食感とコシの強さで多くのファンを魅了。山菜の天ぷらや地元産の山菜料理も人気を集めていました。
孤独のグルメ出演の影響
2019年に放送された『孤独のグルメ Season8』第9話に登場。五郎さんが「へぎそば」と「山菜の天ぷら」を堪能するシーンが印象的でした。放送後は全国から多くの観光客が訪れ、週末は行列ができる人気店となりました。
跡地の現状
2024年現在、建物はそのまま残されていますが、営業再開や新規店舗としての利用予定は発表されていません。十日町市の観光資源としての価値を考慮し、地域の文化財として保存を検討する声もあがっています。
地域への影響
「峠の茶屋・蔵」は、十日町市の重要な観光スポットの一つでした。閉店後、地域の観光客数は一時的に減少したものの、近隣の飲食店や観光施設が新たな取り組みを始めており、観光地としての魅力は維持されています。
まとめ
30年以上にわたり地域の食文化を支えてきた「峠の茶屋・蔵」。その閉店は、小規模店舗における事業承継の難しさを示す一例となりました。現在は建物の保存と活用方法について、地域全体で議論が続けられています。
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