鳥取市役所食堂の閉店理由は?現在の跡地や移転情報は?

テレビドラマ「孤独のグルメ」でも紹介された鳥取市役所食堂が2023年8月17日に閉店しました。本記事では、長年市民に愛された食堂の閉店理由から現在の状況までを詳しく解説します。

住所・アクセス情報

所在地鳥取県鳥取市尚徳町116
最寄り駅JR山陰本線「鳥取駅」
駅からのアクセス徒歩12分
路線バス「市役所前」下車すぐ
営業期間1964年~2023年8月17日

食堂の特徴

市役所9階に位置し、鳥取平野を一望できる眺めの良さが特徴でした。市職員だけでなく一般市民も利用でき、リーズナブルな価格で家庭的な定食を提供。特に「日替わり定食」は500円という価格で、ボリューム満点の内容が人気でした。

閉店の背景

閉店には複数の要因があったとされています:

1. 市庁舎の建て替え計画
築57年が経過し、2025年からの建て替え工事が決定。それに伴い、食堂スペースの確保が困難になりました。

2. 運営の継続困難
調理スタッフの高齢化と新規採用の難しさから、運営会社が契約更新を断念。市も新たな運営事業者を見つけることができませんでした。

孤独のグルメでの登場

2019年に放送された「孤独のグルメ Season8」第4話に登場。五郎さんが「カツカレー」を注文するシーンが印象的でした。放送後は観光客も増加し、一時は行列ができる人気スポットとなりました。

最後の営業日

2023年8月17日の最終日には、早朝から多くの常連客が訪れました。最後のメニューとなった「思い出の日替わり定食」は午前中で完売。閉店時には、40年以上通い続けた市職員らから花束が贈られました。

現在の状況

2024年現在、食堂スペースは一時的に会議室として使用されています。2025年からの市庁舎建て替え工事に向けて、什器類の撤去が進められています。

新庁舎での食堂計画

鳥取市は2027年完成予定の新庁舎に、新たな市民食堂の設置を検討しています。眺望を活かした配置や、地域の食材を使用したメニュー提供など、旧食堂の良さを継承する計画が進められています。

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