アンリークイール（HENRY CUIR）が日本市場から撤退するというニュースは、多くのファンに衝撃を与えました。
本記事では、閉店の経緯や理由、そして今後の展開について詳しくご説明します。
店舗基本情報
所在地：東京都渋谷区神宮前（本店）
営業時間：11:00-20:00
定休日：不定休
駐車場：なし
支払方法：現金、主要クレジットカード
閉店日：2017年末
ブランドの歴史と概要
アンリークイールは、元サッカー選手のエンリー・ベグリン氏が1998年に立ち上げたレザーブランドです。
創業者のエンリー氏は、1947年スイス生まれで、ローザンスポルトでプロサッカー選手として活躍した後、1969年に偶然レザークラフトと出会いました。
1972年にイタリアのエルバ島で最初の工房を開設し、その後エンリーベグリン（HENRY BEGUELIN）というブランドを設立します。
しかし、ブランドの規模拡大に伴い、本来の手作りの精神を守るため1997年に独立。
翌1998年にアンリークイールを立ち上げました。
閉店の事実関係
アンリークイールの日本撤退は、グローバルな事業再編の一環として実施されました。
本国イタリアでの生産体制の見直しや、手作業による高品質な製品作りを維持するための決断とされています。
閉店までの期間中は、既存顧客への修理対応や在庫品の販売を継続。
多くのファンが最後の機会とばかりに店舗を訪れ、長年愛用してきた製品の修理を依頼する姿が見られました。
アフターケアと修理対応について
閉店後の製品修理については、45R（フォーティーファイブ・アール）が引き継ぐ形で対応しています。
日本国内での新規販売は終了しましたが、既存製品のケアについては継続的なサポート体制が整えられています。
ブランドの特徴と魅力
アンリークイールの最大の特徴は、一点一点手作業で仕上げる製法にあります。
特にレザーの処理においては、コバ塗りなどの過度な加工を避け、タンニンでなめした素材本来の質感を大切にしています。
刺繍やビーズワークといった装飾的要素も、職人の手作業により一つひとつ丁寧に施されており、均一性よりも温もりのある仕上がりを重視しています。
今後の展開
現在、アンリークイールの新作は本国イタリアを中心に展開されています。
日本市場への再参入については現時点で具体的な計画は発表されていませんが、オンラインショッピングを通じた限定的な販売の可能性は残されています。
まとめ
アンリークイールの日本撤退は、ハンドメイドの価値を守るための決断でした。
既存製品の修理対応は継続されており、45Rを通じてアフターケアを受けることが可能です。
手作りの温もりと独特の世界観を持つアンリークイールの製品は、今後もコレクターズアイテムとしての価値を保ち続けることでしょう。
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